【不思議だなぁ という感覚】

産後ケアユーファイ三日間が終わりました。

今回は、長年のお客様のお嫁さんのユーファイをさせていただきました(^人^)

三人目に初の女の子をご出産されたばかりのママさんは、まだ20代にも見えるような、線の細い、でも人一倍気遣い上手の素敵なママさん。

沖縄からご実家のお母様が手伝いに来てくださっていて、最終日はお兄ちゃんズもいてのアットホームなユーファイとなりました。

三日間たくさんのお話を聞かせていただく中で一番印象的だったのは、

「もう一人の人間が自分のお腹の中で育っている不思議に毎回驚くんですよ。

最初の子の時も、我が子が生まれて感動して泣いてしまうと言うより、旦那さんと二人で、本当に人間の赤ちゃんが出てきたんだね、不思議だねって言い合ってて(笑)。

胎動を感じる度に「エイリアン」の映画を考えた人は妊娠中の女性だったのではないかと思うくらい(妊娠は)SFの世界だなって思って。ひたすら不思議でした」

と語ってくださった三人の妊娠、出産体験のお話。

そんな感覚を「センス・オブ・ワンダー」と呼ぶのだと思いますが、核家族となり、個人主義になり、妊娠に関しても様々な技術が出来ていく中で「私の赤ちゃん」「自分の子」という感覚をどうしても現代の私達は強く持つ傾向が強い気がします。

でも

「わあ、不思議だな、こんな命がお腹の中に入っていたのか」

「本当に人間の形をして出てきたよ!」

そんなセンス・オブ・ワンダーの感覚をしっかり味わってのご出産を体験されたことで、これから先宇宙から自分のお腹を借りて地球にやってきた命という感覚を持ったままの子育てになり、お子さんとの距離感を良い形で保てるのだろうなぁと感じました^_^

私は仏教に帰依しているのですが、目の前の命は仏様からの預かりものだなといつも思います。

ユーファイも、出産を終えたばかりでこれから子供を育んでいく大切な「命」を数日間預けていただいて、命が元気になるように後押しさせていただいてお返しするんだなぁ、毎回そんな風に感じます^_^

そして、タイで教えていただいた通りの施術を専心して、体の声に耳を澄ませながらしていると、身体が自分本来の力に目覚めていく感覚…まるで、くたっと疲れたお花が水が上がってすっくと立ち上がる感覚に、毎回センス・オブ・ワンダーを感じるのです。

今回も幸せユーファイ時間でした。

毎回うっとりの 母子のお姿です