【産後の心 ママの脳】
産後ケアユーファイの二日目。
お身体をほぐして、温めながらの時間に、自然とお母さんたちの心が解れて、二日目あたりには、今まで抱えてらした悩みを話し始められます。
それも産後ケアの大切なセラピーです。
よくうかがうお話の一つに、産後になってあれだけ大切に可愛がってきた上の子や旦那様、よくしてくれるお姑さんに、赤ちゃんを触らせたり抱かせたりすることや、同じ部屋に入られることに生理的に不快感を感じてしまうという話。
そして、そんな気持ちを誰にも話せず、ご自分を責めてお過ごしになっていらした心のうちを、吐き出すように話してくださいます。
「この子と私のこの至福ワールドに、入って来ないで」
それは実は産後のホルモンのなせる技で、赤ちゃんの命を守るための生き物として自然なことであることとお伝えするとホッとされてポロポロ涙を流されます。
「私がひどい母親で妻で嫁なのかと思ってました」
そう言いながらポロポロ涙を流されるお母さんたちにの背中をさすりながら、「自然なことだから大丈夫なのよー」と一緒に泣き笑い。
産後のママの脳には、腕の中にいるか弱い命をどんなことがあっても育て、どんなものからも守るためには、オキシトシン全開で赤ちゃんにフォーカスして絆を深める必要があります。
そんな自然が身体の中で行われていることをそのまま一緒に認めてあげて、それは自然なことで自分を責めることではないこと、一過性のものであること、必要な働きでもあることを伝えて、一緒に笑い飛ばしてあげる人が、かつての社会にはたくさんいたのだと思います。
抱えている悩みはそれぞれですが、「まあ!それが自然なのよ~」と誰かと笑い合えば、ホッとして溶けてしまう悩みでお母さん達が苦しまずに済んで、笑顔になれますように。
そして、これから産後ケアをする人たちがどんどん増えて、セラピストさんたちがそんな役割をほっこり担ってあげて欲しいなと思います^_^